白髪染めとカラートリートメントの違い
白髪が増え始めると染めたくなりますね。白髪があるだけで老けて見える度合いが全然違ってきます。白髪を染めようとしたときに迷うのが染毛剤の選び方です。
市販されているものにはヘアカラーと呼ばれる白髪染めと、最近増えてきているヘアカラートリートメントがあります。
それぞれどんな特徴があるのか見てみましょう。
二つの薬剤を混ぜて使う二剤式です。
シャンプーしても色落ちせず、黒髪も染まって色むらができません。一回染めただけでもしっかり染まるというメリットがあります。
価格も安く、買いやすいと商品が多いです。
その反面、白髪染めは髪のキューティクルをはがして薬剤を内部まで浸透させます。
黒髪を脱色してからすべての髪を同じ色に染めるため、頭皮や髪に負担が大きくなります。
染めた後はどうしても髪がギシギシして傷みますので、トリートメントなどでお手入れすることが必要になります。
アレルギーやかぶれなどを起こすことがあるため、私用する度にパッチテストが義務付けられています。
そのため、染める頻度は2か月に1回、多くても1か月に1回程度にしておく方が望ましいとされています。
ヘアカラートリートメントとヘアマニキュアとでは使う染料が違うのですが、同じものとして呼ばれることも多いようです。
髪の外からコーティングするため髪が傷みません。トリートメント成分が配合されているのでツヤが出たり指通りがよくなったりします。
髪や頭皮に負担がかかりませんから、髪や頭皮にトラブルのある人はヘアカラートリートメントのほうがいいでしょう。
しかし黒髪を染めることができないため、色むらができやすいというデメリットがあります。
また、髪質によっては一回では染まりにくく数回繰り返すことで次第に濃く染まる性質があります。
そのため、ヘアカラーに慣れている人がよく説明書を読まずに染めた場合は「染まらない」と落胆することもあります。
ヘアカラートリートメントでしっかり染めるコツは、乾いた髪に使う、リンスやコンディショナー、育毛剤などを使っていない状態の髪に使う、染めた後はお湯のみで流し、シャンプーは使わないなど、いくつかヘアカラーとは違った使い方をする必要があります。
どんな仕上がりを望むかで、選ぶ染毛剤が違ってくると思います。
色むらなくきれいに染めたい人、シャンプーのたびに色落ちするのは嫌な人は白髪染め、頭皮や髪に負担がかからないことを優先したい人にはヘアカラートリートメントがいいと思います。
白髪の伸び始めだけにヘアカラートリートメントを使い、2か月や3か月に一度ヘアカラーを使うという併用方法も、髪への負担を減らす方法だと思います。
白髪の量、髪質、髪のトラブルのあるなしでも変わってくると思います。
両方の特徴をわかった上で、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。